間借り飲食店とは?設備投資の負担なく飲食店を開業する方法
- まとめ
- 2024/05/29
間借り飲食店ってなに?
間借り飲食店のメリット・デメリットを知りたい
飲食店をオープンしたいけど、費用をかけずに始めたい
最近話題の間借り飲食店が気になって、調べている方は多いのではないでしょうか?
間借り飲食店は、既存の飲食店やレストランの営業時間外や定休日に一時的に借りて、料理などを提供できるサービスです。
すでにある飲食店の設備をそのまま使えるので、レンタル料金だけで初期費用はほとんどかかりません。
これから飲食店を始めてみたい人や、隙間時間で飲食店を始めたい人などにオススメのサービスです。
ただ、間借り飲食店はメリットだけではなくデメリットもあるので、利用する前にしっかりと確認をしておきましょう。
そこで、今回は間借り飲食店について、詳しく紹介していきます。
間借り飲食店の特徴やメリット・デメリットなど、幅広く紹介しているので利用する前の参考にしてみてください。
目次
間借り飲食店とは?
間借り飲食店とは、既存の飲食店やレストランのスペースを一時的に借り受けて、自分たちの料理やコンセプトを提供するために使用できます。
自分で飲食店をオープンする代わりに、既存の飲食店のスペースをレンタルしてビジネスを運営できるのが特徴です。
たとえば、夜に居酒屋をしている飲食店で、昼だけ間借りをしておランチ営業をすることが可能です。
居酒屋のオーナーも、使っていない時間にお店を貸すことで、レンタル料を得ることができます。
間借り飲食店のメリット
間借り飲食店のメリットは主に3つあります。
- リスクが低い
- コンセプトの自由度が高い
- アイデアのテストができる
これから飲食店を初めてみようと考えている方にはメリットが多いです。
リスクが低い
間借り飲食店は、通常の飲食店をオープンするよりも低い初期投資が必要です。
既存のスペースを一時的に借り受けるため、設備投資や家具の購入などのコストが削減できます。
コンセプトの自由度が高い
間借り飲食店は、短期間のプロジェクトとして設計されることが多いため、コンセプトやメニューを柔軟に変更できます。
季節や需要に応じて調整しやすく、市場のトレンドに合わせて素早く対応できます。
アイデアのテストができる
新しい料理やコンセプトを試す場として間借り飲食店を使用できます。
実際にオープンしてお客さんの反応を見て、成功すればより永続的なビジネスに展開する可能性があります。
間借り飲食店のデメリット
間借り飲食店のデメリットは主に3つあります。
- 期間限定
- 設備やインフラの制約
- 集客が難しい
良くも悪くも期間や時間に制限があるため、成功すればするほど物足りなくなる可能性があります。
一時期な性質がある
間借り飲食店は一時的なビジネスモデルであり、長期的な安定性が欠けることがあります。
成功したとしても、プロジェクトが終了してしまうとスペースや顧客ベースを失う可能性があります。
設備やインフラの制約
既存のスペースを使用するため、施設や設備に制約がある場合があります。
必要な設備が揃っていない場合、制約が飲食店の成功に影響を与える可能性があります。
どのような設備が必用なのか前もって確認をしておきましょう。
集客が難しい
間借り飲食店は一時的であるため、顧客の獲得と維持が難しい場合があります。
間借り飲食店をしていることが、浸透している場合は問題ありませんが、まったくの新規で始める場合は集客するのに時間がかかる可能性があります。
間借り飲食店はこんな人にオススメ
間借り飲食店はこんな人にオススメです。
- これから飲食店を始めてみたい人
- 新しいコンセプトをテストしたい人
- 試しに飲食店をやってみたい人
間借り飲食店なら、リスクを抑えて飲食店をオープンすることができます。
お客さんの反応をリアルに感じられるので、飲食店に興味がある人やテストをしたい人にピッタリのサービスです。
間借り飲食店をしている店舗を紹介
間借り飲食店は、「SPACEMARKET」「instabase」「シェアレストラン」で探せます。
さまざまな間借り飲食店があるので、使ってみたい設備がある飲食店、コンセプトに合った飲食店を選ぶようにしましょう。
どのような間借り飲食店があるのか一部紹介します。
Relax BAR THE WU 渋谷
引用:SPACEMARKET
渋谷にあるBarをレンタルすることができます。
主な利用用途が撮影・収録となっていますが、商用利用プランがあるので相談可能です。
利用料は、時間単位になっていて、1時間2,310円~16,170円でレンタルできます。
S.S.ODAIBA / お台場
引用:instabase
お台場のオフィスビル「the SOHO」内にある、撮影・イベント利用可能なカフェスペースです。
店員人数が最大で80名は、他の間借り飲食店ではあまりないので、大人数を想定した飲食店を考えている人にはピッタリです。
レンタル料金は、1時間36,300円となっています。
大阪市北区兎我野町in the base
引用:シェアレストラン
平日の昼に間借りをしている飲食店。
ランチ営業を考えている人にオススメの飲食店です。
利用料は、1ヶ月67,500円なので、設備やコンセプトに合っている人は初期費用を抑えて開業が可能です。
人形町 水天宮前 大衆酒場
引用:シェアレストラン
平日の8:00~15:00まで間借りできる居酒屋です。
利用日数が週4~5で利用料金が変わります。
オフィス街の近くなので、ランチでお弁当の販売などテイクアウト専門店などにも最適です。
下北沢・池ノ上古民家バーSABRO
引用:シェアレストラン
下北沢にあるオシャレなバーを間借りすることができます。
利用できる時間帯は、営業をしていない7:00~18:00です。
週7日利用できるので、ガッツリ営業をしたい人にもオススメです。
利用料は1ヶ月80,000円となっています。
シェアキッチンという選択肢も!
間借り飲食店ではなく、シェアキッチンという選択肢もあります。
シェアキッチンとは、レストランや飲食店が使うような高額かつ本格的な調理器具が整ったプロ向けの厨房を時間ごとの料金で借りることができるシェアリングサービスのひとつです。
テイクアウトやフードデリバリーに特化した飲食店を開業したい人は、シェアキッチンのほうがコストを安く抑えられるのでオススメです。
関連記事:シェアキッチン・ゴーストキッチンとは?利用目的・用途やメリット・デメリットをまとめました
シェアキッチンがおすすめの人
下記のような人は、間借り飲食店ではなくシェアキッチンがオススメです。
- 仕込みで本格的な機材が使いたい
- コストを抑えたい
- 限られた時間しか使わない
- お弁当を販売したい
キッチンカーの仕込みやデリバーリー専門店の調理などでシェアキッチンを使用している人が多いです。
また、週末だけシェアキッチンで起業する人もいます。
シェアキッチンは、間借り飲食店よりさらに気軽に飲食店を開業できるので、料理好きな人にオススメです。
関連記事:名古屋のシェアキッチン8社サービスまとめ
GHOST BENTOのご案内
このように料理好きには大変便利なサービスといえる「シェアキッチン」。
最後に「シェアキッチン」「無人販売」「お弁当」を組み合わせたシェアキッチン・GHOST BENTOを紹介させてください。
名古屋市緑区にあるお持ち帰り専門店「GHOST BENTO」は、お弁当をロッカーから受け取るユニークな仕組みになっています。
また、注文もスマホか店舗のタブレットから行うので、完全に人と会わずにお弁当を受け取れる最先端の持ち帰り専門店です。
そして、このちょっと変わったお店は、実は「シェアキッチン」でもあり、中のお店は日替わりで変わるのです。
Uber Eatsや出前館などのフードデリバリーサービスにも対応していて、まさに時代の最先端のシェアキッチンといえるでしょう。
この最先端のシェアキッチンサービスはなんと1時間1,800円(税込)から利用可能!
もちろん厨房は充実の設備が整っていますので本格的な調理が可能です。
接客が苦手、接客までは手が回らない、完全に料理だけで勝負してみたい、SNSのフォロワーさんに会わずに料理を提供したい、など、シェアキッチン初心者におすすめの店舗となっています。
名古屋でシェアキッチンの利用を検討されている方はぜひ一度、ご検討ください。
また、この一連のシステムの提供も行なっています。
システム・パッケージの利用は、飲食店向け非接触運営のサポートシステム『eBENTO』として提供されていますので、フランチャイズや既存店舗の業態転換などを検討されているビジネスオーナー様は、ぜひそちらもご覧ください。
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