話題のモール内直販所「わくわく広場」!出店者にも人気の理由とは?

  • まとめ
  • 2024/05/29

最近イオンやららぽーとなどのショッピングモールでみかける生産者直販の市場(マルシェ)を良く見かけるようになりました。野菜や加工品・弁当・お惣菜まで、生産者が直接持ち込んだ様々な商品がならぶ様子は見るだけでもとても楽しいです。今回はショッピングモールでよく見かける「わくわく広場」について調べてみました。

目次

わくわく広場とは

参考)わくわく広場 公式サイト

わくわく広場は、千葉県千葉市に本社を構える株式会社タカヨシが運営する直販所の名称です。
もともとホームセンター事業を行っていたタカヨシですが、2000年に入り直販所ビジネスを開始。

それまでの直販所といえばJAが運営する店舗がありましたが、それらは農作物が中心でした。また場所も郊外や道の駅などで展開されており、営業時間も朝型で夕方には閉店してしまうなどの利便性も高くはありませんでした。

一方でわくわく広場では食料加工品も積極的に取り扱い、ショッピングモール内に出店することで、これまでの直販所が獲得できていなかった層が気軽に立ち寄れるように。

2021年にはタカヨシは東証マザーズに上場。勢いは衰えず2023年には全国に125店舗まで展開する大ヒット店舗となっています。

参考)がっちりマンデー!(外部サイト)

わくわく広場の魅力

わくわく広場の魅力はずばり、『生産者が直接商品を搬入し値付けを行っていること』です。

一般的な商品の流通では、卸問屋や物流倉庫そして商品を運ぶ運送会社など様々な費用が発生し、それらも商品売価に含まれています。

一方でわくわく広場では生産者が直接、モールの中の売り場へ商品を自ら運び、そこで値付けを行うため、こうした費用(いわゆる中間マージン)が発生しないため、より自由かつお値打ちな価格で販売することができるのです。

また一般的なメーカーや店舗では一定の量が販売できないとコストが回収できないなどの理由で商品化しにくいこだわりの詰まった商品やアイデアのある商品なども陳列されており、あまり見かけない農作物や海産物・加工品なども店頭には並んでいます。

近年は東海地方にも出店しており、既に19店舗が大型ショッピングモールに出店しています。

参考)生産者が売りたい物を売りたい値段で…イオン等に展開の『わくわく広場』お買い得の裏側に“直販システム” – 東海テレビ(外部サイト)

わくわく広場の仕組み

モールにはわくわく広場を運営するタカヨシが契約・出店します。また商品の売価ラベルなどを印字し売上を管理するPOSシステムもタカヨシが生産者の方へ提供しています。そのため出店を希望する生産者の方は、タカヨシのホームページから問い合わせを行い、申込をするだけで大勢の人々が訪れるショッピングモールに出店することができるのです。

出店に際しては「申込書」「同意書」「アンケート」の3つのみ。
(※野菜の出品の場合は栽培履歴簿が、加工品の場合は営業許可証とPL保険のコピーも必要)

登録料・年会費・保証金などもかからないという、出店者のハードルは非常に低いものとなっています。(売上に対する販売手数料と、帽子やラベルなどの備品やシステム料・振込手数料は発生します)

わくわく広場出店のメリット

わくわく広場に出店するメリットは、なんといっても出店のハードルの低さと集客力でしょう。

1.出店費用が激安

出店でかかる費用はなんと『生産者帽子(660円)』です!

もちろん、商品を店頭に並べるための容器や食品表示シールなど製品化のためのコストは別途かかってきますが、これはどんな商売の仕組みでも革新的な安さだと言えます。

2.集客が確保

また一般的に店舗を構える際、単独で出店した場合にはお店へお客さんを呼ぶ集客は誰もが頭を悩ませる問題です。そのために様々な広告代理店やコンサルタントなどが存在しており、集客力=売上といっても過言ではありません。しかしわくわく広場では人気のショッピングモールに次々に出店しており、もっとも難しい問題を解決していることが何よりのメリットだと思います。

3.商品管理

また、わくわく広場はショッピングモール内に出店していることから屋内であるため商品の置かれる温度も適切な範囲になります。そのため食中毒などのトラブルも少ないと考えられます。

4.ノルマもなし

ショッピングモールへの出店は、一定の売上が見込まれるなど販売に対するノルマが課せられることも多々あります。しかしわくわく広場では生産者に対してはこうしたノルマは設定していません。極端な例、商品を毎日出店する必要もありませんので、好きな時だけ販売することができるのです。

わくわく広場のデメリット

非常に魅力的な仕組みで出店のハードルが高いわくわく広場ですが、デメリットも存在します。

1.接客ができない

わくわく広場は商品の販売(いわゆるレジ打ち)はわくわく広場のスタッフが行なっています。そのため売り場で商品を生産者自身が接客するなどの行為は行うことができません。コミュニケーションを取る手段としては商品のパッケージにURLやSNSのアカウントなどを記載して、そこからメッセージを募ることになります。

2.売れ残りは廃棄

商品は弁当や惣菜などについては毎日17時ごろになると半額セールが始まります。その時間が迫るとお客さんが椅子取りゲームのように売り場をグルグル品定めで回り出して面白い光景になります。しかし半額セールでも売れなかった商品は、基本的に廃棄となります。廃棄となった商品は生産者が引き取るか、わくわく広場が無償で処分するかを選択することができます。

3.ネット販売やフードデリバリーには非対応

コロナ渦で大きく躍進したフードデリバリーサービスを含むネットからの食品の注文ですが、残念ながらわくわく広場では対応していません。そのため商品はあくまでわくわく広場に訪れた人にしか販売することはできません。ネットスーパーやUberなどのフードデリバリーサービスであれば弁当や加工品を注文・自宅へ配達できるという利便性に慣れてしまった方には購入しづらい形態になるかもしれません。

4.調理・加工スペースは自前で確保が必要

わくわく広場に出店するのは既に事業をされている方が対象となります。そのためこれから自分で初めてお店をやろう、料理を提供しよう、と考えている方にはハードルが高いものになるかもしれません。

例えば食品営業許可は自宅のキッチンで保健所の定める基準を満たすことは非常に難しいです。わくわく広場には食品を持ち込み販売する場所は用意されていますが、そもそも調理・加工するスペースは用意されていないからです。

はじめての飲食起業で費用を安く抑えるなら

このようにわくわく広場は既に事業として農業や飲食店など行っている方には初期費用を抑えて新たな販売チャネルを広げることができるため非常に魅力的なサービスですが、これから始める方にとっては資金面以外でハードルが高い面もあります。

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