シェアキッチンを利用して独立前の腕試し!気軽に開業できる
- まとめ
- 2024/05/29
飲食で独立したいと思っても、うまく軌道に乗るかどうか不安ですよね。
一般的に飲食店を開業するには多額に費用がかかるので、なかなか踏み切れない人も多いと思います。
そんなときは、シェアキッチンを利用して、独立前に腕試しをしてみてはいかがでしょうか?
そこで、今回は独立前に腕試しができるシェアキッチンについて紹介していきたいと思います。
目次
独立前にシェアキッチンで腕試し!
お店を持つことを目標としている料理人の人は多いでしょう。
しかし、飲食店を開業するにはさまざまなハードルがあります。
- 膨大な費用がかかる
- 好立地に出店するのが難しい
- 料理以外にも経営の方法を覚える必要がある
- 飲食店は廃業率が高い(3年後の廃業率7割と言われている)
このような悩みから、飲食店を開業するのはリスクが高く難しいと考えている人が多いと思います。
そんなときに便利なのがシェアキッチン。
シェアキッチンならリスクを抑えて、独立前の腕試しが可能です。
独立前の腕試しができるシェアキッチンとは
シェアキッチンとは、複数の人が共同で使うキッチンです。
シェアキッチンには2つの形態があります。
- 保健所の営業許可を取得しているキッチン
- 営業許可のないキッチン
独立前に腕試しをしたい人は、保健所の営業許可を取得しているキッチンを選ぶ必要があります。
保健所の営業許可を取得しているキッチン
保健所の営業許可を取得しているキッチンは、自分の飲食店のように利用することが可能です。
本来、料理したものを販売するときは「飲食店営業」や「菓子製造業」などの許可が必要になります。
このタイプのシェアキッチンは、許可はすでに取ってあるので、料理の販売だけに集中ができます。
営業許可のないキッチン
営業許可のないキッチンを使う人は、料理教室を開いたり、料理したものをその場で食べたりすることは可能ですが、作ったものを販売することはできません。
独立前に腕試しをしたい人は、営業許可のあるシェアキッチンを選ぶようにしましょう。
関連記事:シェアキッチン・ゴーストキッチンとは?利用目的・用途やメリット・デメリットをまとめました
独立前の腕試しでシェアキッチンを選ぶポイント
独立前の腕試しとして、シェアキッチンを選ぶときは下記のポイントを確認しておきましょう。
- 営業許可を取得してあるシェアキッチンを選ぶ
- 開業しやすいシェアキッチンの種類を選ぶ
- 自分のイメージしているお店と近いシェアキッチンを選ぶ
できるだけ自分が開業したいお店と似ているようなシェアキッチンを選んでおくと、実際に開業するときに役立ちます。
シェアキッチンの種類
シェアキッチンには、さまざまな種類があるので利用する前に確認をしておきましょう。
- 単独店舗タイプ
- 複数人共有タイプ
- 間借りタイプ
- 調理設備共有タイプ
- レンタルスペースタイプ
独立前の腕試しをしたい人は、単独店舗タイプ・複数人共有タイプ・間借りタイプがオススメです。
単独店舗タイプ
キッチン・厨房・フロアを一定の日・時間で借りられるのが単独店舗タイプのシェアキッチンです。
単独店舗タイプは、お客さんを呼んで営業ができるので、独立前に腕試しをしたい人にオススメのシェアキッチンになります。
実際に、飲食店を開業したときのイメージをしやすいのがメリットです。
複数人共有タイプ
複数人共有タイプは、キッチンやフロアを複数人で利用するタイプのシェアキッチンです。
ひとつのお店や場所に複数のお店が同時に営業している状態になります。
たとえば、月曜日はパスタ屋さん、火曜日はカレー屋さんなど、曜日によって営業している店舗が違います。
毎日営業しているので、お客さんを集客しやすいのがメリットです。
8 share kitchen – 株式会社タウンキッチン(外部サイト)
間借りタイプ
間借りタイプは、お店の営業時間外に店舗設備を利用できるシェアキッチンにです。
例えば、夜に営業している居酒屋やバーで、日中はカレー屋さんとして営業するようなケースです。
自分が開業したい飲食店を試せるのなら、間借りタイプもオススメのシェアキッチンになります。
東京銀座のシェアキッチン – 株式会社favy(外部サイト)
調理設備共有タイプ
調理設備共有タイプは、調理設備と料理をするスペースが使えるシェアキッチンです。
実際にお客さんを呼ぶことはできませんが、キッチンカーやイベント前の仕込みなどで利用できます。
東京農村キッチン – 一般社団法人M.U.R.A.(外部サイト)
レンタルスペースタイプ
レンタルスペースタイプのシェアキッチンは、時間単位で場所を借りられます。
ただ、営業許可がないレンタルスペースがほとんどなので、お客さんを呼んだり、料理を販売したりすることはできません。
借りるシェアキッチンの雰囲気は重要
シェアキッチンを借りるときは、お店の雰囲気も重要です。
- カフェ
- 居酒屋
- Bar
- レストラン
など、さまざまな雰囲気のシェアキッチンがあります。
自分が開業したい雰囲気のシェアキッチンを選んでおけば、開業後も同じように営業ができるのでオススメです。
ただ、自分のお店ではないので、ある程度妥協も必要です。
独立目にシェアキッチンで飲食店を開業するメリット
独立前にシェアキッチンで飲食店を開業するメリットは3つです。
- 気軽に飲食店を開業できる
- 実際に営業をして問題点を見つけられる
- 同業者とつながりが持てる
シェアキッチンならリスクを抑えて開業できるので、独立前の腕試しにピッタリです。
1.気軽に飲食店を開業できる
シェアキッチンの大きなメリットは、気軽に飲食店の営業にチャレンジできることです。
飲食店を開業する場合、一般的に500万円以上のコストがかかります。
コストの大部分は物件の取得費用、設備投資費用などが大部分ですが、シェアキッチンなら他の利用者とシェアするため費用を大きく抑えることが可能です。
まずはシェアキッチンで開業をして、軌道に乗ってきたタイミングで自分の飲食店を開業する人も多数います。
2.実際に営業をして改善点を見つけられる
飲食店の営業は、料理以外にもメニューを作成したり、集客をしたりとやることが多いです。
実際にやってみないとわからないことが多いので、シェアキッチンを利用してどんなことをすればいいのかわかるのは大きなメリットです。
また、改善点も多数見つかるので、実際に飲食店を開業するときに役立ちます。
3.同業者とつながりが持てる
シェアキッチンは、同業者とつながりが持てるのも大きなメリットです。
同業者とは同じ空間を利用しているので、コミュニケーションを取ることも多くなります。
開業に向けての情報交換や新しいアイディアをもらったりすることで、今後の飲食店営業に役立つことも多いです。
独立前にシェアキッチンで飲食店を開業するデメリット
シェアキッチンで飲食店を開業するデメリットは2つです。
- 利用できる時間が限られる
- お店の雰囲気は変えられない
シェアキッチンで腕試しをして、軌道に乗ってきたら開業を検討してみましょう。
1.利用できる時間が限られる
シェアキッチンは、利用できる日・時間が限られています。
軌道に乗ってきたら営業日を増やしたいと思うでしょう。
ただ、毎日営業をする場合だと、シェアキッチンは逆にコストが高くなってしまいます。
営業時間や営業日を増やしたいと思ったら、実店舗を持つかどうか検討してみる必要があります。
2.お店の雰囲気は変えられない
シェアキッチンは、他店のスペースを借りて営業しているため、自分好みの雰囲気にすることが難しいです。
シェアキッチンを選ぶときは、自分のコンセプトと合っているかをイメージしてから利用を検討するようにしましょう。
シェアキッチンを利用する流れ
シェキッチンによって利用する流れは違いますが、一般的には下記のような流れになります。
- 問い合わせ
- 内覧
- 利用規約の確認
- 契約
- 保健所に営業許可申請
- 営業開始
わからないことは、施設に相談すれば教えてくれます。
気になるシェアキッチンがあったら、まずは問い合わせをしてみて規約などを確認し、契約を進めましょう。
GHOST BENTOのご案内
このように独立前に腕試しをできる「シェアキッチン」。
最後に「シェアキッチン」「無人販売」「お弁当」を組み合わせたシェアキッチン・GHOST BENTOを紹介させてください。
名古屋市緑区にあるお持ち帰り専門店「GHOST BENTO」は、お弁当をロッカーから受け取るユニークな仕組みになっています。
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そして、このちょっと変わったお店は、実は「シェアキッチン」でもあり、中のお店は日替わりで変わるのです。
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この最先端のシェアキッチンサービスはなんと1時間1,800円(税込)から利用可能!
もちろん厨房は充実の設備が整っていますので本格的な調理が可能です。
接客が苦手、接客までは手が回らない、完全に料理だけで勝負してみたい、SNSのフォロワーさんに会わずに料理を提供したい、など、シェアキッチン初心者におすすめの店舗となっています。
名古屋でシェアキッチンの利用を検討されている方はぜひ一度、ご検討ください。
また、この一連のシステムの提供も行なっています。
システム・パッケージの利用は、飲食店向け非接触運営のサポートシステム『eBENTO』として提供されていますので、フランチャイズや既存店舗の業態転換などを検討されているビジネスオーナー様は、ぜひそちらもご覧ください。